こんにちは!布団クリーニングのウォッシュです。
今年の夏は酷暑や豪雨といった異常気象に見舞われ各地で被害がたくさん出ました。
9月に入りましたが大きな被害が出ないことを祈るばかりです。
少しずつ秋の冷たい風を感じ始め
お布団の準備をしようと考えておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
何度かブログの中で羽毛・綿・羊毛布団に関する情報をお伝えしてきましたが
改めて皆さんに分かりやすくお伝えしたいと思い
今月は羽毛布団に関してまとめていきたいと思います。
羽毛の種類
「羽毛布団の値段はいろいろあるけど何が違いますか?」
配達へ行くとこのようなご質問をいただくことがあります。
確かに布団を購入する時にどれを選べばいいか悩みますよね。
何が違うか一言で言うと羽毛の種類!
一般的に詰めものとして使用される羽毛は
ダッグ(アヒル)・グース(がちょう)の2種類あります。
ダッグは価格が安いため購入しやすいですが
雑食なのでグースに比べて臭いやすいのが特徴
グースはダッグと比べて高価ですが
草食なので比較的 臭いにくいのが特徴
ダウンとフェザーの違い
羽毛布団の品質表示ラベルに
「ダウン92%、フェザー8%」
というようなものを目にしますよね。
これは詰めものの羽毛の水準をあらわしており
ダウンとは芯のないダウンボールのこと、
フェザーとは芯のある羽根(赤い羽根募金でもらう羽根)のことです。
フェザーは吸湿性に優れていますが膨らむことが出来ないので羽毛の素材としてはあまり向いていません。
一方で、ダウンは保湿性に優れており膨らみます。
羽毛率が高いほど保湿性がUPするので高価なものとなります。
生地の素材
羽毛布団の生地に使われる素材は主にポリエステルトと綿の混合です。
ポリエステルは安価なため購入しやすいですが
天然素材の綿に比べて通気性が悪く静電気を起こしやすいです。
また、いい羽毛を使っていたとしても生地が悪く中の羽毛が飛び出たり,破けたりしないようにしなければいけません。
綿は天然素材のため肌に優しいですが
ポリエステルに比べて肌触りが固くなります。
綿をより細かくすることで肌触りが良くなります。
キルト
キルトは寝た時にどの程度 体にフィットするか、暖かい空気をどれくらい含むことが出来るかに繋がる大切な要素です。
羽毛の良さを引き立てるにはキルトがなければ成り立ちません。
キルティング加工はいろいろありますがここでは2つご紹介します。
・立体キルト
安価で最も多く使用されている立体キルト。
羽毛布団の生地の中にマチを設けて、縫い合わせた個所から熱が逃げてしまうことが少ないので冬用の布団に使用されます。
しかし、羽毛を詰める際にマチ部分に穴を空けるので羽毛が移動しやすく長年使うと偏ってしまうこともあります。
・完全立体キルト
キルトのマスを完全に独立させることで
羽毛の偏りを完全に防ぐことがで出できるキルト。
立体キルトに比べてマチを高く取ることができ保湿性が高いです。
羽毛の偏りも防いでいるので長く使うことができますが縫製に手間と時間をかけているためコストは高くなります。
今回は羽毛布団についてまとめてみましたがいかがでしたか?
もし布団を買いなおす機会があればこの情報を参考にしてみてください!
ブログを閲覧してくださってる皆さんのお役に立てれば幸いです。
次回は、羽毛布団の収納やダニ対策についてお伝えします!